まる旅 -maru tabi-

様々な「行ってみたい」「やってみたい」を発信○

トレンド

【建築学】一級建築士に強い大学ランキング!大学別学科紹介やランキングの仕組みも解説!

投稿日:2020年8月3日 更新日:

建築学科を卒業した筆者が、これから建築を学びたい、一級建築士を目指したいという方にオススメの大学を紹介します。

多くの一級建築士を輩出している大学をランキング形式で紹介します。

多くある建築系の大学の中から、自分にあった進路や学校を選択する際に参考の一つとして見て頂けたらと思います。



一級建築士とはどのような試験か

毎年7月に行われる試験で学科、製図の2科目で合否が決まります。

学科で合格した受験者の約20%程度が次の製図試験に挑むことができ、総合合格率は約12%という非常に難関な試験になります。

※年によって多少合格人数に前後があります。

独学で試験を通ることはほぼできませんので、多くの人は資格学校に通ったり、通信講座などを受けたりしています。

私の知り合いでは、

  • 資格学校に通う 約80%
  • 独学で勉強する 約20%

とかなりの割合で資格学校に通う人がいます。

相当な自信がなければ上記のように対策することをおすすめします。

また、経験から話ますと、私自身も一級建築士を受けましたが、大学から勉強をしていても非常に難しい試験でした。

基本的には、4択問題の形式になっていますが、用語と説明が曖昧な状態だと間違いなく混乱するような問題ばかりです。

そもそも範囲が非常に広いので大学では学ばないこともほとんどですので、やはり専門的な資格の学校に通うことをオススメします。

一級建築士合格者数大学ランキングトップ10!

※結果は2019年度のものです。

1.日本大学 192人

建築を学べる学部・学科:理工学部建築・海洋建築工、工学部建築、生産工学部建築工

2.芝浦工業大学 110人

建築を学べる学部・学科:建築学部建築学科(AP)・建築学科(SA)・建築学科(UA)、システム理工学部環境システム学科

3.東京理科大学 95人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科、理工学部建築学科

4.早稲田大学 88人

建築を学べる学部・学科:創造理工学部建築学科

5.近畿大学 66人

建築を学べる学部・学科:建築学部建築学科

6.法政大学 60人

建築を学べる学部・学科:デザイン工学部建築学科

6.明治大学 60人

建築を学べる学部・学科:理工学部建築学科

8.工学院大学 57人

建築を学べる学部・学科:建築学部建築学科・建築デザイン学科・まちづくり学科

9.九州大学 53人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

注)九州大学合格者数は九州芸術工科大学を含みます。

10.千葉大学 49人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学コース

一級建築士合格者数大学ランキングトップ10以降

11.京都工芸繊維大学 48人

建築を学べる学部・学科:工芸科学部デザイン・建築学課程

11.東京電機大学 48人

建築を学べる学部・学科:未来科学部建築学科、理工学部建築・都市環境学系

13.神戸大学 46人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

13.名古屋工業大学 46人

建築を学べる学部・学科:工学部第一部建築・デザイン分野

13.名城大学 46人

建築を学べる学部・学科:理工学部建築学科

16.東海大学 45人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

17.大阪工業大学 43人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

17.東京都市大学 43人

建築を学べる学部・学科:建築都市デザイン学部建築学科

19.新潟大学 41人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

20.愛知工業大学 38人

建築を学べる学部・学科:工学部建築学科

一級建築士合格者数大学ランキングトップ20以降

21.京都大学 37人

22.熊本大学 36人

23.金沢工業大学 34人

23.立命館大学 34人

25.横浜国立大学 33人

26.広島工業大学 32人

26.東京工業大学 32人

26.北海道大学 32人

29.信州大学 31人

30.関西大学 30人

30.福岡大学 30人 以下略

一級建築士の合格者数は参考になるのか?

一級建築士の合格者数は進路を選ぶ際の参考にはなりますが、

あまり鵜呑みにしてはいけない

と私自身は思っています。

上記ランキングで建築を学べる学部、学科にも記載しているように、大学ごとに建築系の学部、学科の数は異なります。

つまり、年間に卒業生を輩出している人数が違うので、同じ物差しで測ることは出来ません。

例をあげると、日本大学は毎年一級建築士の合格者数No.1ですが、蓋を開けてみれば、理工学部建築・海洋建築工、工学部建築、生産工学部建築工の計4学科と非常に建築を学ぶことのできる学科が揃っています。

そうなると、他の大学と比べて、年間卒業生は倍以上違うなんてこともあります。

主観ですが、正確にランキングをつけるとなると、卒業生の数に対して合格者が多い大学、つまり合格率が高い方が進路を決めるランキングとして正確だと思います。

もちろん、ランキング上位の大学は、一級建築士になるための勉強に力を入れており、建築系大学でも有名な学校ばかりなのは事実です。

ただ、進路の選択をこのランキングだけで決めてしまわないように気をつけましょう。

「じゃあどのように選んだらいいんだろう…」「余計に分からなくなった」

と思うかもしれません。

大学選びの際はどのように決めればいいのか…?

もちろん上記のランキングも参考にしつつ、

学びたい教授やカリキュラムや自分の学力で選ぶのが良いと思います。

数学などの学問の世界では、

「東京大学が日本で一番」「偏差値が全て」

と言われるかもしれませんが、建築の世界は一概にそのようにいうことはできません。

有名な建築家の出身校を見ると、様々な大学名が見られると思います。そのため、個人のセンスを磨くことのできる場所や教授を選ぶことが大事です。

プロ野球選手も「どの球団のどのコーチに付くかでその後の成長が大きく変わる」と言われるように建築の世界も同じことが言えると思います。

また、まだまだ分からない建築の世界かも知れませんが、大学選びの段階である程度、建築についての知識を取り入れておく事が将来の自分のために大事な事かもしれません。

本屋に行って新建築や住宅特集といった建築の専門誌を見てみましょう。どんどん建築の面白さや奥深さに気づくことができると思います。

あなたの街にある有名な建築を見てまわり、建築の何が美しいと思ったかや興味のある点などを考えてみてもいいかもしれません。

現在、コロナウイルスなどで、大学で十分な勉強ができるとも限られないので親や高校の先生など身近な大人にも相談をし今何が一番大切なのかを判断してもらうことも必要です。

最後に

一級建築士のランキングとその仕組みを紹介しましたが、一級建築士を取得するには、自分自身の努力が一番大切になります。

  • 粘り強く継続すること
  • モチベーション維持
  • 自分に合った勉強方法

一級建築士試験に受かる人は、これらが重要だと口を揃えて言っています。

建築家としての第一歩となるために日々努力を積み重ねて頑張りましょう。

ご覧いただきありがとうございました。

-トレンド
-, , , , , , ,

執筆者:


  1. […] 【建築学】一級建築士に強い大学ランキング!大学別学科紹介やランキングの仕組みも解説! […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

設計

【設計事務所】組織設計事務所とは?2018年度売上高上位ランキング

経営動向調査2019として、2018年度設計事務所の売上高の上位をランキング形式でご紹介します。学生の就職情報等にも利用していただければと思います。 【建設会社】ゼネコンとは?2018年度売上高上位ラ …

建設

【建設会社】ゼネコンとは?2018年度売上高上位ランキング!

経営動向調査2019として、2018年度建設会社(ゼネコン)の売上高の上位をランキング形式でご紹介します。学生の就職情報等にも利用していただければと思います。 組織設計事務所のランキングについてはこち …

【令和から平成へ】建築ニュースランキングtop10!

2019年の建築のニュースをランキング形式でご紹介します。風水害・京都アニメーション放火など記憶に新しいニュースなど記憶に新しいニュースも多く含まれていると思います。 2020年東京オリンピックに向け …

【新宿近辺勤務】引っ越しするなら!都内オススメエリアと家賃・街の印象はこんな感じ

都内新宿近辺エリアでの居住が長い筆者が街の特徴・家賃・魅力などについて紹介します。 都内・23区に引っ越したい、新宿やその近辺に通学通勤予定の方など参考にしていただければと思います。 ※内容や評価はあ …

【話題のオフィス】あなたの職場はどうですか?トレンド8選紹介!

今話題のオフィスのトレンドを紹介します。人々の考え方が変わりつつある現在、働き方が大きく変わろうとしています。 会社員として働いているあなたのオフィスは豊かな働き方ができているでしょうか? 今後のオフ …

■profile

建築関連の大学・大学院を経て設計の仕事をしています。
建築・アート・デザインなどを中心に様々な「行ってみたい!」「やってみたい!」を発信していけたらと思います。
宜しくお願い致します。