2018年に静岡を代表する名勝地・日本平にオープンした「日本平夢テラス」を紹介します。
木が組まれた特徴的な建物で、訪れた観光客に綺麗な富士山の景色を提供してくれる展望台のような建築です。
休日などにドライブで行けたら楽しいスポットなのでぜひ参考にしてみてください。
名勝地・日本平とは?

日本平とは、静岡県静岡市清水にある、丘陵地として日本でも有名な場所です。
天気の良い日は清水港や清水や静岡の街、三保半島やその更に先の伊豆半島まで見ることができる、絶景スポットにもなっています。
何と言っても、静岡を象徴する山「富士山」を綺麗に見ることができるスポットとして有名で、休日や夜間、夜景を見にくる人々で賑わっています。
私が訪れた時はとても天気が良く、三保半島がはっきり見ることができ展望スポットが多くの観光客で賑わっていました。
また、標高約300mと高低差も少なく、東京でいうと高尾山に近いので、気軽に登れることから学生の遠足やご高齢者の散歩やピクニック、ドライブコースやツーリングのコースとしても有名です。
標高300mというと634mの東京スカイツリーよりも低いので、簡単に登れます。
頂上の駐車場には、多くのかっこいい車やバイクが止められ、それらを見るのもとっても楽しいです。
さらに、日本平といえば清水エスパルスのホームスタジアムがあることでも有名です。サッカーを観戦したついでに、時間があれば立ち寄ってみるのもいいと思います。
静岡・清水に建つ新たな観光スポット「日本平夢テラス」!
それでは、本題の日本平夢テラスの紹介をしたいと思います。

静岡を望む絶景スポット
静岡には、数多くの富士山を眺める絶景スポットがあります。
その中でも日本平からの景色は、この建物が建つ前から様々な人々に愛されていましたが、夢テラスが建設されて、そのビュースポットから更に静岡の街が見やすくなりました。
1Fは、日本平がもつ古くからの歴史や文化をを学ぶことができる展示があり、2Fは、絶景を見ながらゆったりすることのできるラウンジスペース、そして3Fが展望エリアになっています。
3Fの展望エリアでは、屋外空間の展望用の回廊がぐるっと回っていて、1周約200mと学校のグラウンド程度の大きさの眺望エリアになっており、静岡の絶景を全方向見渡せるようになっています。
また、施設は、閉館しますが、展望エリアは常に開いているので、夜間訪れることも可能で、綺麗な夜景もみることができます。
温暖な気候の静岡と言えども、肌寒い季節は、海が近く風が強い場合もあるので、しっかりと上着を着て行くようにすることをオススメします。
季節としては、空気が澄んでいる冬や紅葉シーズンにも重なる秋が一番の見頃なので、訪れる時期の参考にしてみてください。
木を組んだ特徴的な建築
県産材の木材をふんだんに使った日本平という自然が溢れる場所に調和したデザインになっています。
県産材を使うことで、地産地消にもなり、県民に親しみやすい建物としての工夫が見られます。
また、細い木材を組んで大きな建物を作ることで、建築という行為の圧迫感を軽減し、軽やかな建物として存在しているように見ることができます。
実際の建物を見ても、自然に溶け込み、日本平の自然の中から生えてきたような自然的要素の強い建築になっていると感じられました。
新国立競技場の設計者「隈研吾」によるデザイン

この「日本平夢テラス」は、2021年東京オリンピックのメイン会場として建設された新国立競技場のデザイナーでも知られる隈研吾氏によって設計されました。
隈研吾といえば、自然素材を利用したデザインや、木のルーバーや木組みを多様した繊細なデザインで有名です。
この夢テラスも隈研吾の特徴であるデザインが具現化された作品であるように感じます。
日本平という地に隈研吾のデザインはとても合致していて、これからも多くの方々に永く愛される建築になると思います。
最後に
多くの観光客で賑わう新たな施設「日本平夢テラス」はいかがでしたか?
筆者が訪れた夏の季節は、とても暑いので熱中症対策をして訪れるようにしましょう。
日本平の近くには、海もあり、春には久能山でイチゴ狩りなんかも楽しむことができます。
観光としての魅力がたくさん詰まった、日本平エリアにぜひ足を運んでみてください。
ご覧いただきありがとうございました。